診療科目
リハビリテーション科
こどもの成長・発達はめざましく、環境に順応・適応していきます。こどもの神経や運動器(整形外科)の疾患に対してのリハビリテーション診療では、こどもの定型的な発育曲線を念頭に、定期的な観察を繰り返し、成長に合わせた目標を設定することが必要です。当センターでは、経験豊富なリハビリテーション科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士からなるチームが、小児科・神経小児科・整形外科の医師と密に連携しています。常に計画を見直し、それをご家族と共有しながらボバース概念を基本としたリハビリテーション医療を提供し、患者様およびご家族がより豊かな生活を送れるように支援しています。
小児科
当センターの小児科は、脳・神経や筋肉に障害のある子どもおよび、運動や言葉の遅れ、けいれん、発達障害のある子どもの診察と治療、リハビリテーション、予防接種、医療・療育相談等を行っています。外来診察は平日において予約制で対応しています。障害のある方の治療、リハビリテーション、検査の入院も受け付けております。
神経小児科
重症心身障がい 、発達障がい、その他の神経疾患 、内分泌代謝疾患などについて、徳島大学病院小児科と連携 し、疾病原因の解明や健康状態の把握など最も適切な医療 を提供するための診察を行い ます。
整形外科
整形外科は四肢・体幹の運動器疾患を治療する診療科で、当科では特に小児および脳性麻痺等の患者様を対象としています。少子高齢化に伴い一般整形外科にとって小児整形疾患は馴染みのないものとなりつつあります。日々こうした患者様と向き合っている我々専門医のもと一度受診して頂ければと思っております。
当科の特徴として通常の診察のほか県内各地に出張しての乳児股関節脱臼検診があります。毎年約1500〜2000人の乳児を診察し、精密検査として超音波検査を施行しております。勿論先天性股関節脱臼の治療経験も豊富にもちあわせております。また脳性麻痺におけるボトックス治療も行っており、徐々に治療成果をあげております。
当科で主に治療している疾患としては先天性股関節脱臼、先天性内反足、二分脊椎、ペルテス病、単純性ならびに化膿性股関節炎、大腿骨頭辷り症、扁平足、O脚、X脚、下肢長不等症、筋性斜頚、側弯症、脳性麻痺における各種変形、外傷後遺残変形(内反肘等)などがあります。
内科
定期の外来は水曜日に診療を行っておりますが、ほかの曜日に来院されても時間に関係なく診察をしております。
診療内容については内科全般になりますが、一般的には患者様が一番多い上気道および肺感染症が中心になると思いますが、消化器および呼吸器系についても診察と同時に必要な時には胃内視鏡、気管支ファイバーの検査も行っています。
○病棟診察について
当施設内での診察は脳脊髄疾患、脳性麻痺および脳卒中さらに事故などにより身体に障害のある方が入所されている支援施設利用者を中心に診ておりますが、ときには他病棟に入院されている患者様の診察もおこなっています。
当施設内での診察は脳脊髄疾患、脳性麻痺および脳卒中さらに事故などにより身体に障害のある方が入所されている支援施設利用者を中心に診ておりますが、ときには他病棟に入院されている患者様の診察もおこなっています。
また、病診連携により病状の悪化した患者様は徳島赤十字病院への転院治療をおこなえる体制になっております。
精神科
精神科は、小児に限ります。ご了承ください。
歯科
心身に障害があり一般歯科では対応が困難な患者様のための歯科です。年齢に制限なく、小児から高齢者まで幅広い年齢層の方々に利用していただいています。
歯科は、虫歯や歯周病等の口腔疾患の予防と治療を主流とした診療に加え、口腔ケアに関する相談やケア方法を指導するなど、歯科的側面から患者様とご家族を支援することを目的としています。虫歯や歯周病などの口腔疾患は早期発見が重要となります。ぜひ、痛みのない時期から受診されることをお勧めします。
診察は、さまざまな障害に応じた対応を行っています。患者様の安全を考慮した治療のほか、安心して受診することができるように、歯科環境に慣れることから始まるサポートや不安を和らげるため手順をわかりすく伝える工夫をするなど、障害の状態や発達の程度にそった方法で援助をしています。歯が生え始めたら、少しでもお口の中に不安を感じたら、お気軽にご相談ください。
嚥下外来 ※診療科目ではありません。
2020年5月22日から障害児(15歳まで:中学3年生までの重症心身障害児)を対象に、摂食嚥下障害(食べる機能・飲み飲む機能に障害があること)が疑われるお子様に対して、小児科医、歯科医師を中心に、摂食嚥下管理認定看護師、管理栄養士、言語理学療法士などの専門スタッフが適切な指導を行います。
摂食嚥下障害は、誤嚥性肺炎や脱水症、栄養障害を引き起こすことがあります。
飲み込みやむせなどが気になる場合は、受診をお勧めいたします。
対象
・15歳(中学3年生)までの重症心身障がい児
・現在経口摂取していて飲み込みにくい方
・よくむせる方
・痰に食物が混じる方
・誤嚥性肺炎と診断されたことがある方
※初診が15歳までの方は、15歳を過ぎても継続してフォローいたします。
※普段食べている、1食分の食べ物、飲み物、食具をお持ちください。
注)偏食のご相談や経管栄養のみの方の場合は、対象外となります。
また、状況によりお受けできない場合もありますので、ご了承ください。
診察日
・毎月第4金曜日 ①13:30~ ②15:00~
※当月の受診予約は、第2金曜日までとさせていただきますので、
お早目にご予約をお願いいたします。
予約について
・予約の受付時間 平日 9:00~17:30
・お電話から
0885-32-0903(代表番号)
0885-38-7258(予約専用番号)